IDM バトン
IDM BATON

IDM バトン とは

IDM TOKYO 2018開催に向けて、
デザイン界を牽引する
インテリア関連団体の方々に、
IDM TOKYO 2018のテーマ
「デザイン再起動」をキーワードに、
文を紡いでいく 「 I D M バ ト ン 」。
デザイン再起動 について
展開される切り口には、
これまで、これから、連携、希望、、、
と様々な想いがバトンを通じて
展開されていきます。

佐藤 勉
東京インテリアプランナー協会 会長
駒沢女子大学
佐藤 勉
JIPAT HP : http://jipat.gr.jp/

「IDM バトン」十人目は、東京インテリアプランナー協会会長 佐藤 勉。
駒沢女子大学教授でもあり、学生と接する機会も多い佐藤氏の考える「再起動」。
そこに込められた3 つの「こと」。そしてその後に求められることとは。

質の高いインテリアとは何でしょうか?

大学の「インテリアデザイン論」授業の初回に、一流の板前が寿司を握る動画を見せます。ブリ、こはだ、サバ、中トロ…、昼休み前の授業ということもあり、学生たちは目を見開いて画面に食いつきます。

動画の後、「質の高いお寿司とは何か?」を彼女らに尋ねると、「ネタやシャリの良さ」「包丁さばき」「お寿司の順序」などと答えが返ってきます。そこで、質の高いインテリアも全く同じで、「素材・技術・時間」の3つが大切、と伝えると、それとなく腑に落ちるようです。

インテリアの質を高めるために、これまで多くの人々が新しい製品や空間の創造に関わってきました。一方で多種多様な要素や価値観がこれだけ出揃うと、本当に良いものや真の価値というものがわかりにくくなっているかも知れません。

インテリアデザインの再起動とは、
①素材を峻別し、その本質を見極めること
②技術への見識を高め、知識や知恵を共有すること
③記憶を呼び覚まし、未来へ継承すること。

私たち一人ひとりが次の一歩を定め、再び歩き出す時が来ています。


佐藤 勉