IDM バトン
IDM BATON

IDM バトン とは

IDM TOKYO 2018開催に向けて、
デザイン界を牽引する
インテリア関連団体の方々に、
IDM TOKYO 2018のテーマ
「デザイン再起動」をキーワードに、
文を紡いでいく 「 I D M バ ト ン 」。
デザイン再起動 について
展開される切り口には、
これまで、これから、連携、希望、、、
と様々な想いがバトンを通じて
展開されていきます。

廣瀬 直樹
一般社団法人 日本インテリアコーディネーター協会
執行理事
廣瀬 直樹
HP : http://www.ic-on.jp/

「IDMバトン」13人目は、一般社団法人 日本インテリアコーディネーター協会(icon) 執行理事 廣瀬直樹。
廣瀬氏が考える、日本の文化や工芸の再検証の良い機会。

IDM TOKYO 2018『デザイン再起動』の可能性。

若いデザイナーの方から、『デザイン再起動』というメインテーマを聞いたとき、私はインテリアを中心としたデザイン業界の停滞感と葛藤を感じました。
ただこれは我々の業界だけではなく、社会問題、政治問題なのではないのかと考えられます。

平和な世の中が80年近く続けば、本来文化の華が咲いても良いはずなのに、『再起動』をテーマにするということは、この混沌とした壁は思いのほか厚く、多くの熱量がないと壊せないことを、本能的にみんな理解しているのだと思います。

今、志を同じくする仲間たちが集まりデザインの力で何かを変えようとしている時、その同じ時間、空間に共にいられることに感謝します。

私自身は住宅設計を仕事としていますが、室内と庭の間にある軒に囲まれた、曖昧な空間の陰影や空気感が大好きで、この感覚は、日本に育った私たちの持つDNAに刻まれた原風景の一部なのだと感じています。
海外から多くの方が訪れるイベントがこれから続きますが、この機会に、日本の文化や工芸の再検証が必要ではないでしょうか。
再起動するためには、何をデザインの基本とするのか?日本に住むデザイナーとして、そのことを見つめなおす良い機会が与えられているのだと思います。

日本デザインや東京スタイルという言葉が、北欧デザイン、ニューヨークスタイルのように、普通に使われるようになることを楽しみにしています。

まずは第一歩。IDMに期待しています。


廣瀬 直樹